横浜道に面した事務所 |
僕たち、「黄金町いっしょにデザイン会議」を始動する上で、とりあえず何からやろうか悩んだ末、飯田さんへのヒアリングが頭に浮かびました。
最近、飯田さんは設計事務所を吉田町に引っ越したらしい。なんでも、本が読めるスペースにカフェを併設? 通りに面して開放的な設計事務所?引越を機に、設計事務所というイメージをも変えてしまい街に開こうという訳です。これは見に行かなければと、昨年の12月22日に飯田事務所を訪ねる事になりました。
吉田町は横浜では歴史が深く、関内から東海道に繋がる横浜道に接していて、野毛と伊勢佐木町の中間に位置している。飯田さんは、通りに面した古いビルの1階・カフェ+蔵書+打合せスペース、2階・執務スペースに改造していました。
2階執務スペース |
カフェの開店はしばらく先になるようですが、我々が訪ねた時はそこで打合せが行われていました。通りから打合せ風景が見えるのは街にとってはプラス。ここにカフェがあったら楽しげなスペースになるだろうと思わせるとても素敵なスペースでした。飯田さんによると、ブックカフェは一つのきっかけで、スペースを解放する事で近隣とのコミュニティーが変わる。ちょっとした憩いスペースが街を豊かにしてくれる、と言う訳。
これは僕たちが住む街にとってはとても大切な事だけれど、それを大上段に構えることなく、あくまでも自然体でやるのが飯田さんらしいと思いつつ・・・
こんな閉塞感のある時代に、少しずつ街のコミュニティー変える試みには頭が下がる思いでした。
こんな閉塞感のある時代に、少しずつ街のコミュニティー変える試みには頭が下がる思いでした。
僕たちも、徐々に黄金町の空き店舗改修を始めたのだけれど、街に対しする関わり方?はとても重要なテーマで飯田さんの試みは参考になりました。カフェが開店したら、また訪ねてみたい場所ですね。
株式会社飯田善彦建築工房 ・・・横浜市中区吉田町
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