黄金町いっしょいデザイン会議

黄金町いっしょにデザイン会議

「黄金町いっしょにデザイン会議」とは、2011年に行われた横浜トリエンナーレ特別連携プログラム「黄金町バザール2011」にて黄金町を拠点とする建築家有志が集まり黄金町地域について各々が独自の視点から空間やビジュアルの提案を行い、黄金町の街のあり方について議論する会議を行ったのをきっかけに発足しました。

黄金町いっしょにデザイン会議」は、横浜市黄金町を中心に街のビジョンを提案する集団です。
黄金町いっしょにデザイン会議」は、建築家を中心とする集団です。
「黄金町いっしょにデザイン会議」は、『黄金町バザール2011』を期に発足しました。
「黄金町いっしょにデザイン会議」は、イキイキとした街になるために、一緒に考えます.

参加建築家 青島琢治(AT/LA)、石原弓子(studio BO5)、川嶋貫介(ゴールデンスタジオ)、敷浪一哉(シキナミカズヤ建築研究所)、中林仁子(ゴールデンスタジオ)、早川慶太(studio BO5)、安田博道(環境デザイン・アトリエ一級建築士事務所)



2011年12月26日月曜日

飯田善彦建築工房訪問

横浜道に面した事務所
僕たち、「黄金町いっしょにデザイン会議」を始動する上で、とりあえず何からやろうか悩んだ末、飯田さんへのヒアリングが頭に浮かびました。

最近、飯田さんは設計事務所を吉田町に引っ越したらしい。なんでも、本が読めるスペースにカフェを併設? 通りに面して開放的な設計事務所?引越を機に、設計事務所というイメージをも変えてしまい街に開こうという訳です。これは見に行かなければと、昨年の1222日に飯田事務所を訪ねる事になりました。

吉田町は横浜では歴史が深く、関内から東海道に繋がる横浜道に接していて、野毛と伊勢佐木町の中間に位置している。飯田さんは、通りに面した古いビルの1階・カフェ+蔵書+打合せスペース、2階・執務スペースに改造していました。









2階執務スペース

カフェの開店はしばらく先になるようですが、我々が訪ねた時はそこで打合せが行われていました。通りから打合せ風景が見えるのは街にとってはプラス。ここにカフェがあったら楽しげなスペースになるだろうと思わせるとても素敵なスペースでした。飯田さんによると、ブックカフェは一つのきっかけで、スペースを解放する事で近隣とのコミュニティーが変わる。ちょっとした憩いスペースが街を豊かにしてくれる、と言う訳。



これは僕たちが住む街にとってはとても大切な事だけれど、それを大上段に構えることなく、あくまでも自然体でやるのが飯田さんらしいと思いつつ・・・
こんな閉塞感のある時代に、少しずつ街のコミュニティー変える試みには頭が下がる思いでした。


僕たちも、徐々に黄金町の空き店舗改修を始めたのだけれど、街に対しする関わり方?はとても重要なテーマで飯田さんの試みは参考になりました。カフェが開店したら、また訪ねてみたい場所ですね。

株式会社飯田善彦建築工房 ・・・横浜市中区吉田町